2023年は4連勝で伊藤匠さんの挑戦を退け、藤井聡太さんが三連覇を飾りました。
と、同時に八冠の維持にも成功しています。
誰か、藤井聡太さんを止められるのか。それとも四連覇なのか。
将棋タイトル最高位の竜王戦について解説していきます!
竜王戦の2024年(37期)スケジュールと会場
(2024年5月15日更新)
2024年5月14日に日程と会場が発表されました!
- 第1局 10月5日(土)~6日(日) セルリアンタワー能楽堂
- 第2局 10月19日(土)~20日(日) あわら温泉 美松
- 第3局 10月25日(金)~26日(土) 総本山仁和寺
- 第4局 11月15日(金)~16日(土) おにクル
- 第5局 11月27日(水)~28日(木) 和歌山城ホール
- 第6局 12月11日(水)~12日(木) 指宿白水館
- 第7局 12月18日(水)~19日(木) 常磐ホテル
あら。
今年は香川県開催はないのね。。。
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2024年の竜王戦の日程は2022年11月現在、未発表です。
とは言え、最高位に位置するタイトル戦ですから、おそらく例年通りのスケジュールで、七番勝負になると思われます。
ここ3年の日程と会場はこうなっています。
2023年
- 第1局 10月6日~7日(金・土) セルリアンタワー能楽堂
- 第2局 10月17日~18日(火・水) 仁和寺
- 第3局 10月25日~26日(水・木) 旧安川邸
- 第4局 11月10日~11日(金・土) 銀鱗荘
- 第5局 11月27日~28日(月・火) ことひら温泉 琴参閣
- 第6局 12月6日~7日(水・木) 旧本郷家住宅
- 第7局 12月13日~14日(水・木) 常磐ホテル
2022年
- 第1局 10月7日~8日(金・土) セルリアンタワー能楽堂
- 第2局 10月21日~22日(金・土) 仁和寺
- 第3局 10月28日~29日(金・土) 割烹旅館たちばな
- 第4局 11月8日~9日(火・水) 福知山城天守閣
- 第5局 11月25日~26日(金・土) 宮地嶽神社貴賓室
- 第6局 12月2日~3日(金・土) 指宿白水館
- 第7局 12月14日~15日(水・木) 常磐ホテル
2021年
- 第1局 10月8日(金)~9日(土) セルリアンタワー能楽堂
- 第2局 10月22日(金)~23日(土) 仁和寺
- 第3局 10月30(土)~31日(日) 新つた
- 第4局 11月12日(金)~13日(土) ANAクラウンプラザホテル宇部
- 第5局 11月26日(金)~27日(土) 円通寺
- 第6局 12月4日(土)~5日(日) 指宿白水館
- 第7局 12月17日(金)~18(土)常磐ホテル
おそらく8月ごろの発表になると思います。
2023年は第5局が香川県での開催予定でした。
しかし、藤井聡太さんのストレート勝利で、残念ながら対局はなくなってしまいました。
2024年は来てくれるかなぁ?
第5局の結果
第5局、先手番の藤井聡太さんが勝利!
第4局の展開が逆になったかのような展開で、防衛に王手をかけました。
2日目開始早々に藤井聡太さんにAI評価が傾きます。
そのまま踏ん張っていた佐々木勇気さんでしたが。。。
昼休憩前には藤井聡太さんの60%、15時前には75%と着々とリードを広げられました。
そして、なんと16時22分に投了。
スピード決着となりました。
ここまですべて先手番が勝利しています。
次回は佐々木勇気さんが先手番となります。
巻き返しに期待します!
第4局の結果
第4局は佐々木勇気さんが勝利!
これで2勝2敗です。
ここまで先手番が必ず勝っていますね。
第4局は1日目から佐々木勇気さんがずっと優勢。
通常、1日目の終わりなんかはAI評価で50対50になることが多いです。
ほとんどのケースがそうです。
が、今回は1日目終了時点で佐々木勇気さんが58%。
さらに持ち時間は佐々木勇気さんが5時間30分に対し、藤井聡太さんは2時間52分と大きく差が開いていました。
2日目になり、10時35分ごろには佐々木勇気さんが65%に。
解説の木村一基さんは「これで負けたら将棋が嫌いになるかも」と言うほどに、かなり優勢だったようです。
14時30分には80%、15時30分には90%と常に押し続け、15時46分に藤井聡太さんが投了しました。
AI評価はまだ86%でしたが、筋が全く見えなかったのかもしれません。
佐々木勇気さん、いい感じですね。
毎局、大接戦を演じています。
最大でも残り3局ですが、熱い戦いを見せてほしいです!
第3局の結果
第3局、藤井聡太さんが勝利!
2日目午前までは例によって五分五分の展開。
しかし、午後に入って、藤井聡太さんが60%に。
16時45分頃には再度五分五分に戻したものの。。。
16時52分、92手目(佐々木勇気さん)で藤井聡太さん70%に。
18時21分、98手目で99%に。
その後、佐々木勇気さんが投了しました。
今回も佐々木勇気さんは意外な戦法で対応しました。
居飛車党ですが、飛車を振ってみたり。
が、冷静に対応した藤井聡太さん。
危なげなく勝利しました。
第2局の結果
第2局は佐々木勇気さんの勝利!
これで、対戦成績は1勝1敗となりました。
初日は五分五分のまま終わりました。
ここまではいつもの2日制タイトル戦という感じでした。
しかし2日目に入って、そうそうに形勢が動きました。
10時頃にはAI評価は佐々木勇気さんに60%。
続いて12時前にはなんと70%に傾きました。
その後、藤井聡太さんも少し押し戻した感じでしたが、16時過ぎ。
92手目でとうとう佐々木勇気さんの80%に!
何度となく逆転勝利を収めてきた藤井聡太さんだけに、ここからの逆転を期待されましたが。。。
17時前には早々の投了。
インタビューでも「完敗」と言うほどの負けだったようですね。
佐々木勇気さん、強かった。
これで、第3局がますます楽しみになってきましたよ~
第1局の結果
第1局は藤井聡太さんが勝利。
2日目の夕方辺りまでは互角の展開でした。
しかし、18時前ごろからじわじわと藤井聡太さんが優勢に。
18時32分に佐々木勇気さんが1分将棋に突入。
その直後に投了しました。
AI評価としては、89%でしたが。。。
意外に早い決着となりました。
佐々木勇気さんはタイトル初挑戦。
これで少しはタイトル戦に慣れたはず。
次局に期待します!
挑戦者決定
竜王戦の挑戦者が決まりました!
挑戦者は。。。佐々木勇気さんです!
挑戦者決定三番勝負では、広瀬章人さんを2-0で撃破。
初のタイトル挑戦を決めました。
佐々木勇気さんというと、藤井聡太さんのデビュー30連勝を阻んだ棋士です。
また、2023年のNHKでも撃破しています。
これは、かなりの熱戦が期待できますよ。
楽しみです!
挑戦者は誰か。予選の状況
藤井聡太さんに挑戦するのは誰か。
気になる予選は。。。いつごろからスタートするのでしょうか。
2023年11月14日現在、日本将棋連盟の公式サイトには掲載されていません。
まだ始まっていないっぽいです。
予選は6組に分かれてトーナメント戦となります。前年の成績によって組分けがされます。
1組のほうが強い棋士の戦いとなるので、非常に勝ち抜くのが厳しいですね。
ただし、決勝トーナメントにすすめる人数も多く設定されています。
- 1組・・・5人
- 2組・・・2人
- 3組~6組・・・1人
合計11人で、上位ほど対戦数が少なくて済むという変則トーナメントを勝ち抜いていきます。
こんな感じです。
↓ ↓ ↓
変則トーナメントの決勝(=挑戦者決定戦)は3番勝負。
先に2勝した方が竜王への挑戦権を手に入れます。
2023年は伊藤匠さんが永瀬拓矢さんを2連勝で退けて、藤井聡太さんへの挑戦権を手にしました。
竜王戦のタイトル挑戦が決まったため、七段に昇格も果たしています。
同学年対決ということで、めちゃくちゃ注目もされました。
結果的にはストレートでの決着となりましたが、まだまだ若いですし、この経験を糧にさらに大きく成長してほしいです!
予選の状況については、今後、判明しだい更新していくようにします。
持ち時間はどれくらいか
竜王戦の持ち時間はこうなっています。
- タイトル戦・・・8時間(ストップウォッチ方式)
- 本戦・・・5時間(ストップウォッチ方式)
- ランキング戦(挑戦者決定トーナメント・予選トーナメント)・・・5時間(チェスクロック方式?ストップウォッチ方式?)
- 残留決定戦・・・3時間(チェスクロック方式)
タイトル戦と本戦、ランキング戦はストップウォッチ方式で行われます。
将棋連盟のサイトにはこのように書かれています。
しかし、他の情報では2023年の36期からタイトル戦と本戦がストップウォッチ方式、ランキング戦や残留決定戦がチェスクロック方式と書かれていることも。
どちらが正解なのか、分かり次第ご紹介します。
タイトル戦は2日間の戦いとなります。2日間ってすごいですよね、本当に。
体力も精神力もめちゃくちゃ使いそうで、尊敬しかありません!
まぁ、予選でも5時間ですからめちゃくちゃ大変でしょうけど。
その組に残れるかどうか決める残留決定戦は3時間のチェスクロック方式です。
こっちは迅速に勝負が決まりそうです。
ですが、絶対に残留したほうがお得なので、激しい戦いになるのは間違いないです!
ストップウォッチ方式とチェスクロック方式の違いはこちらの記事にまとめてみました。
ぜひチェックしてみてください!
↓ ↓ ↓
将棋の持ち時間とは|ルールや食事・トイレ、チェスクロック・ストップウォッチ方式の違い
藤井聡太竜王が防衛するか?
2021年の竜王戦では藤井聡太さんが史上最年少で四冠達成という結果になりました。
2022年~2023年はみごとに防衛を果たしています。
八冠達成後のタイトル戦を防衛し、まさに一強と言っていい状況です。
この藤井聡太さんの快進撃が続くのか。それとも誰かがストップをかけるのか。
いやぁ、気になりすぎます。