日本三大松原、日本五大松原というものがあります。
すばらしい景観を持つ景勝地です。
ではその、日本三大松原や日本五大松原はどこにあるのか。
調査してみました。
日本三大松原・五大松原はどこか
日本三大松原と呼ばれている松原はこの3つです。
- 三保の松原(静岡県)
- 虹の松原(佐賀県)
- 気比の松原(福井県)
この3つに2つ加えて、五大松原となります。
その2つがこちら。
- 天橋立(京都府)
- 風の松原(秋田県)
ここまでが五大松原と呼ばれて、非常に有名な松原です。
その他にも有名な松原はあります。
それがこちら。
- 津田の松原(香川県)
- 万里の松原(山形県)
- 慶野松原(兵庫県)
- 入野松原(高知県)
- くにの松原(鹿児島県)
やー、松原っていろいろあるんですね。
そして、わが香川県の「津田の松原」が入っているのもうれしいですね!
では、日本五大松原について、詳しくご紹介していきます。
三保の松原(静岡県静岡市)
三保の松原(みほのまつばら)は静岡県静岡市にあります。
平成25年6月に富士山世界文化遺産の構成資産に登録されています!
約7kmの海岸になんと3万本の松が生い茂っています。
松の緑と海の青、波の白と富士山がめちゃくちゃマッチしています。
だからこそ、古来から絵の題材や和歌の題材となってきました。
静岡市三保松原文化創造センター「みほしるべ」があり、企画展やショップ、トイレも完備。
もちろん、駐車場もあるので安心して訪れることができますね。
最寄り駅は清水駅。バスで約25分、三保松原入口から徒歩約15分です。
虹の松原(佐賀県唐津市)
佐賀の虹の松原も春の雨にしっとり…(o^^o) pic.twitter.com/lkto6So6ox
— むらさき お玉(Otama. M) (@38sun3) April 5, 2014
虹の松原(にじのまつばら)は佐賀県唐津市にあります。
日本三大松原の中でも圧倒的な広さを誇っています。
全長約4.5km、幅約500mの範囲になんと約100万本のクロマツが生えているとのこと!
三保の松原が3万本、気比の松原が1.7万本ということを考えると、スケールは圧倒的です!
初代唐津藩主の寺沢広高が防風・防潮目的で植林したのが最初と言われています。
国の特別名勝としても登録されています。
防風目的で植林されたということもあり、風の強い地域。
そのため、いろんな方向に曲がって伸びている、独特な松が多いのが特徴です。
虹の松原駅から徒歩1分で到着します。
気比の松原(福井県敦賀市)
日本三大松原
気比の松原 pic.twitter.com/WavHhv3rSt— ひなた (@IZjttraKrfJUIf6) May 13, 2024
気比の松原(けひのまつばら)は福井県敦賀市にあります。
敦賀湾に面する長さ約1.5km、広さ約40ヘクタールのエリアに約17000本のアカマツとクロマツが生えています。
遊歩道が完備されており「日本の遊歩百選」にも選ばれ、人気になっています。
いつでも見ごろではありますが、特に冬が良いと言われています。
雪化粧をした松原は貴重です。
日本三大松原でも気比の松原でしかなかなか見ることはできませんからね。
気比の松原には「一夜の松原」という伝説があります。
聖武天皇の時代に賊が襲来。
そのときに一夜にして松が浜辺に出現。
恐れをなした賊は逃げ帰ったとのことです。
敦賀駅からバスで約12分です。
天橋立(京都府宮津市)
天橋立(あまのはしだて)は京都府宮津市にあります。
日本五大松原というよりも、日本三景という印象のほうが大きいのではないでしょうか。
全長約3.6kmの範囲に約6700本の松が生い茂っています。
展望台から見るのが有名ですね。
逆さまに見ると、頭に血が登って龍が天に昇っていくというように見える不思議スポットです。
松原の中を歩くこともできます。
松原自体は幅が約20m~170mとおもしろい形になっています。
歩くのはおすすめですね!
天橋立駅から徒歩約5分でアクセスできます。
風の松原(秋田県能代市)
風の松原(かぜのまつばら)は秋田県能代市にあります。
能代市の海岸沿いに、全長約14km、幅約1kmの広さに松が生い茂っています。
面積はなんと約760ヘクタールで、松の数は実に700万本と言われています!
松の本数も松原の広さも、日本五大松原の中でも圧倒的トップです。
もともとは強い海風を防ぐために江戸時代に植林されたものとのこと。
「風の松原」と呼び名が決まったのは昭和62年12月。
それまではただの防砂林とか砂防林と呼ばれていたそうですよ。
でも、規模や景観がすばらしいとのことで、呼び名が公募で決まったということです。
能代駅から徒歩約20分で到着できます。
松原って、なんだか日本!って感じ
松原ってどうしてでしょうね。
すごく日本!って感じがしませんか?
どうしてかというと、一因は歌川広重の富士三十六景の題材になっているということがあるでしょうね。
三保の松原が題材となっています。
富士山と松原が一緒に描かれているので、「これぞ日本!」っというイメージになったのかもしれません。
そんな松原。歩いてみると気持ちいいですし、砂地だと運動にもなりますね!
機会を見つけて、ぜひ行ってみたいものですね!