温泉っていいですよねぇ。
もちろんきれいな最近の温泉施設もいいんですが、古い温泉もいい!
古い温泉の中でも「日本三古湯」という温泉があります。
その3つの温泉についてご紹介します。
日本三古湯の読み方
まずは日本三古湯の読み方をご紹介します。
にほんさんことう
です。
「にほんさんこゆ」ではありません。
「湯」を「とう」と読ませるケースってけっこう多いですよね。
- 給湯室(きゅうとうしつ)
- 湯治(とうじ)
- 銭湯(せんとう)
- 熱湯(ねっとう)
- 葛根湯(かっこんとう)
どうでしょうか。
他にも何か思いつきますか?
私はこれくらいが限界でした!
ということで、日本三古湯は「にほんさんことう」ですから、間違えないようにご注意を!
どこの温泉が日本三古湯なのか
その肝心の日本三古湯ですが、この3つの温泉です。
- 有馬温泉(兵庫県)
- 白浜温泉(和歌山県)
- 道後温泉(愛媛県)
どこもかしこも超有名な温泉地ですね。それぞれの温泉について簡単にご紹介していきます。
有馬温泉(兵庫県神戸市)
有馬温泉は兵庫県神戸市にある温泉です。
日本書紀にも登場するほどの古い温泉。
631年には既にあったとのこと。
古くは天皇家や公家が愛用。
戦国時代には豊臣秀吉が大規模な修繕工事をして、復興させたというエピソードも有名です。
将棋のタイトル戦では対局場として選ばれることも多く、将棋ファンには聖地として認識されている温泉でもあります。
白浜温泉(和歌山県西牟婁郡白浜町)
白浜温泉は和歌山県西牟婁郡(にしむろぐん)白浜町にある温泉です。
658年には既に存在していて、その年に斉明天皇が訪れたとのこと。
斉明天皇以外にも、持統天皇や天智天皇が訪れたという言い伝えもあります。
有馬温泉とは違って、戦国時代の大きなエピソードはないようです。
中心地からちょっと離れていますから、これは仕方ないところか。
道後温泉(愛媛県松山市)
道後温泉は愛媛県松山市にある温泉です。
道後温泉というと、夏目漱石の小説「坊っちゃん」に登場することで非常に有名ですね。
596年にはなんと厩戸皇子(聖徳太子)が訪れたという伝説も。
その他にも、景行天皇・仲哀天皇・神功皇后・舒明天皇・斉明天皇・天智天皇・天武天皇などが訪れたそうです。
小林一茶や緒方洪庵、新島襄など著名人が多く訪れています。
日本三大温泉(三名泉)とは別
日本三古湯は日本三大温泉(日本三名泉)とは別物です。
日本三大温泉とはこちらの3つ。
- 有馬温泉
- 草津温泉(群馬県)
- 下呂温泉(岐阜県)
室町時代の詩人であり僧侶の万里集九(ばんりしゅうく)が書き残したことから、三名泉とされました。
有馬温泉は日本三古湯にも日本三名泉にも選ばれています。
うーむ、すばらしい!
温泉、行きたい!
温泉、行きたくなってきました。
温泉って、なんであんなにいいんでしょうね。
ゆっくりできますし、元気にもなれる。そんな気がします。
もっと気軽にいろんな温泉に行けたらいいなぁ。
そんなことを思います。