女流棋士のタイトルの序列で最上位の白玲戦。
まだ歴史は浅いですが、熱戦が展開されています。
交互にタイトルを奪取している西山朋佳さんと福間香奈さん。
2024年もこの2人の決戦になるのか。
それとも他の女流棋士が食い込むのか。
見どころいっぱいです!
スケジュールと会場
(2024年7月18日更新)
スケジュールが発表されました!
- 第1局 8月31日(土) グランドニッコー東京 台場
- 第2局 9月14日(土) 指宿白水館
- 第3局 9月21日(土) ふふ奈良 瑜伽山園地 茶室たく庵
第4局 9月28日(土) ホテル日航金沢→西山朋佳さんの体調不良により中止- 第4局 10月12日(土) ザ・ゲートホテル京都高瀬川
- 第5局 10月19日(土) 札幌ビューホテル 大通公園
- 第6局 10月26日(土) 浅草ビューホテル
例年通りのスケジュールですね。
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2024年の白玲戦の日程は、2023年11月現在、まだ発表されていません。
ここ2年間は8月末または9月初めから10月末までの開催となっています。
2023年
- 第1局 9月2日(土)グランドニッコー東京 台場
- 第2局 9月9日(土)指宿白水館
- 第3局 9月16日(土)ホテル日航金沢
- 第4局 9月30日(土)ふふ奈良 瑜伽山園地 茶室たく庵
- 第5局 10月14日(土)ザ・ゲートホテル京都高瀬川
- 第6局 10月21日(土)札幌ビューホテル大通公園
- 第7局 10月28日(土)浅草ビューホテル
2022年
- 第1局 8月27日(土)グランドニッコー東京 台場
- 第2局 9月3日(土)ザ・ゲートホテル京都高瀬川
- 第3局 9月10日(土)指宿白水館
- 第4局 9月17日(土)札幌ビューホテル大通公園
- 第5局 10月1日(土)ふふ奈良 瑜伽山園地 茶室たく庵
- 第6局 10月15日(土)浅草ビューホテル
- 第7局 10月21日(金)東京・将棋会館
ほぼ土曜日の開催となっています。
これはスポンサーのヒューリックの効果ですね。
ふふ奈良や浅草ビューホテル、グランドニッコー東京 台場はヒューリックが手掛けているっぽいです。
その他の施設も、もしかするとヒューリックの関連施設なのかもしれません。
2024年も大筋は変わらないと思います。
2024年8月30日(土)または9月7日(土)にスタートするのではないでしょうか!
第3局の結果
第3局はなんと!
福間香奈さんの勝利!
これで、福間香奈さんが2勝1敗となりました。
第1局の様子から考えると、この勝負は福間香奈さんに大きく不利かと思われましたが。
いやぁ、さすがに五冠保持者。
ぐいぐいと本領を発揮。
2連勝です。
さて、逆襲の第4局か、王手をかけるか。
気になりすぎます!
第2局の結果
第2局、福間香奈さんが128手で勝利です!
対戦成績をタイに戻しましたね。
さすがは女流五冠。
意地を見せました。
さて、第3局はどっちになるか。
今度はしっかり観戦したいです!
第1局の結果
白玲戦第1局は152手で西山朋佳さんが勝利!
連覇へ好発進です。
福間香奈さんの妊娠で、机と椅子を使って行われた異例のタイトル戦でした。
しかし、西山朋佳さんがしっかり勝利。
福間香奈さんは妊娠後の体調不良もあるようで、厳しい戦いになったようです。
こればっかりは仕方ないですね。
何とも言えない。。。
ただ、相手が体調不良であろうとも超一流の女流棋士。
しっかり勝つのは、さすが西山朋佳さんといったところ。
第2局、どうなりますか!
賞金額はいくらか
白玲戦の優勝賞金は、なんと1500万円です!
賞金額は圧倒的ですね。
2番目の清麗戦の優勝賞金が700万円、3番目のマイナビ女子オープンの優勝賞金が500万円です。
2番目に2倍以上の差をつけて、圧倒的な優勝賞金を誇っています。
将棋のタイトル戦の格付けは、賞金で決まります。
なので、白玲戦が女流棋士のタイトル戦で序列筆頭になるんですね。
挑戦者決定
挑戦者が決まりました!
2024年7月17日に福間香奈さんと伊藤沙恵さんのプレーオフが行われました。
結果は89手で福間香奈さんの勝利!
前年、奪われた白玲位の再奪取に挑みます。
予選(女流順位戦)の状況
各組で順位戦が開催されています。
A級は加藤圭さん、塚田恵梨花さん、石本さくらさんが1勝。
B級は中井広恵さん、鈴木環那さん、香川愛生さん、野原未蘭さん、和田あきさんが1勝。
C級は千葉涼子さん、小高佐季子さん、田中沙紀さんが2勝。
D級も初戦が終わっている状況です。
ここから誰が抜け出していくのか、大注目ですね。
挑戦者決定のシステム
白玲戦のタイトル挑戦のシステムをご紹介します。
予選は「白玲戦予選」ではなく「女流順位戦」と銘打って行われています。
A級~D級に振り分けられた女流棋士がリーグ戦を戦います。
A級でトップになれば、白玲のタイトル戦へ挑戦できます。
同率だとプレーオフで決定されます。
ちょうど棋戦の「名人戦・順位戦」の形を女流棋士に採用したのが、白玲戦・女流順位戦のシステムです。
各級の人数はこのようになっています。
- A級 10人
- B級 10人
- C級 20人
- D級 制限なし
2023年白玲線に向けた女流順位戦でA級残留を決めた甲斐智美さんが引退。
なので、2024年の白玲戦に向けて2023年に開催されている女流順位戦A級は、特別に9人で行われています。
昇級・降級人数はこの通り。
- A級 2人降級
- B級 2人昇級・3人降級
- C級 3人昇級・4人降級
- D級 4人昇級・成績下位者には降級点
2023年に開催中の女流順位戦はB級から3人昇級するかもしれませんね。
それに応じて、C級やD級からの昇級者も増える可能性があります。
予選をリーグ戦形式で戦うことで、実力が発揮しやすいという傾向があります。
実力者が順当に上位を占めるという確率が高くなりそうです。
持ち時間
白玲戦・女流順位戦の持ち時間はこちらです。
- C級・D級・・・2時間
- A級・B級・・・3時間
- タイトル戦・・・4時間
※すべてチェスクロック方式
白玲戦はすべてチェスクロック方式となっています。
女流棋士のタイトル戦は男性棋士に比べて、チェスクロック方式が多いような気がします。
体力面などを考慮すると、チェスクロック方式がいいのかもしれませんね。
持ち時間を使い切ったら1手を1分未満で指さないといけません。
「1分将棋」というやつですね。
将棋にはチェスクロック方式以外に、ストップウォッチ方式という計測方法もあります。
両者の違いはこちらの記事にまとめてみました。
↓ ↓ ↓
将棋の持ち時間とは|ルールや食事・トイレ、チェスクロック・ストップウォッチ方式の違い
ぜひチェックしてみてください!
ここ2年の再現になるか、それとも。。。
白玲戦は2024年で第4回目を迎えます。
これまでは、西山朋佳さん→里見香奈さん→西山朋佳さんの順番でタイトルが決まっています。
そして、ここ2年はどちらも最終第7局までもつれる展開となっています。
これまでの例からすると、4勝3敗で福間香奈さんが勝つということになりますが。。。
2024年はどうなるでしょうか!