女流名人戦は2025年で51期となる、女流棋戦でもっとも歴史が深いタイトルです。
タイトルの重みもひとしお。
そんな女流名人戦についてご紹介していきます!
女流名人戦の2025年スケジュールと会場
2025年の女流名人戦の日程や場所は2024年2月現在、未発表です。
例年1月スタートなので、2025年もおそらく間違いないとは思います。
過去のスケジュールと会場はこうなっていました。
2024年
- 第1局 1月14日 岡田美術館
- 第2局 1月21日 出雲文化伝承館
- 第3局 2月4日 関根名人記念館
- 第4局 2月25日 宮島弥山大本山 大聖院
- 第5局 3月8日 東京・将棋会館
2023年
- 第1局 1月15日 岡田美術館 開化亭
- 第2局 1月22日 出雲文化伝承館 松籟亭
- 第3局 2月5日 関根名人記念館
- 第4局 2月24日 東京・将棋会館
- 第5局 3月10日 東京・将棋会館
2022年
- 第1局 1月16日 岡田美術館 開化亭
- 第2局 1月23日 出雲文化伝承館 松籟亭
- 第3局 2月6日 関根名人記念館
- 第4局 2月24日 関西将棋会館
- 第5局 3月7日 東京・将棋会館
2025年は第1局が1月19日になるんでしょうか。
持ち時間
女流名人戦の持ち時間をご紹介します。
- 予選 2時間
- リーグ戦 2時間
- タイトル戦 3時間
※すべてストップウォッチ方式
最近は予選をチェスクロック方式で行うタイトル戦も増えてきました。
しかし、一番の歴史を持つ女流名人戦はストップウォッチ方式を採用しています。
ストップウォッチ方式は考える時間がチェスクロック方式よりも長いので、ミスが減る傾向にあります。
なので、実力通りに決まりやすいと考えます。
ストップウォッチ方式は女流名人戦にふさわしいと思いますね。
チェスクロック方式とストップウォッチ方式の違いはこちらの記事にまとめています。
↓ ↓ ↓
将棋の持ち時間とは|ルールや食事・トイレ、チェスクロック・ストップウォッチ方式の違い
ぜひご覧ください。
持ち時間の違いが分かるだけで、将棋の見方が変わってきますよ!
リーグ戦の状況
2024年3月19日、リーグ戦に進出する10人が決まりました!
- 西山朋佳
- 内山あや
- 石本さくら
- 渡部愛
- 山根ことみ
- 鈴木環那
- 加藤桃子
- 今井絢
- 野原未蘭
- 大島綾華
この10人!
若手が多いという印象があります。
さて、福間香奈さんに挑戦するのは誰になるのか。
注目です!
挑戦者の決定方法
女流名人のタイトル戦に出場するには非常に遠い道のりです。
予選
まずは予選。予選では4組に分かれて、負けたら終わりのトーナメント戦が開催されます。
ここを勝ち抜いた4人がリーグ戦に進出します。
リーグ戦
前期に残留した6人と、予選を勝ち抜いた4人の合計10人で総当たりのリーグ戦が行われます。
上位1名に挑戦権が与えられます。
また下位4人はリーグ戦陥落ということで、翌年は予選からの参加となります。
前年の上位6人には1位から6位の「順位」と呼ばれるポジションが与えられます。
予選勝ち抜きの4人は全員7位となります。
もし、勝敗が同点だった場合、順位が下の女流棋士が下位にランキングされます。
もし4勝4敗で6位または7位になるとすると、順位が上なら残留、下なら陥落ということになります。
西山朋佳の連覇か、それとも?
2023年、西山朋佳さんは初めて女流名人のタイトルを獲得しました。
2024年に福間香奈さんが女流名人位を奪取。
しかし、2021年以降、3年連続で挑戦者が勝利しています。
しかも星取りは●●○●という1-3という展開。
2025年、通算13期の女流名人位を誇る福間香奈さんが防衛できるか。
めちゃくちゃ注目です!