2024年の棋聖戦について情報をお届けします。
今回5連覇がかかる藤井聡太さん。
さて、誰が挑戦することになるのか。防衛するのか奪還するのか。楽しみすぎます!
棋聖戦(95期)のスケジュールと会場
(2024年4月23日更新)
2024年の棋聖戦の日程と会場はこちらです!
- 第1局 6月6日 龍宮城スパホテル三日月
- 第2局 6月17日 高志の宿 高島屋
- 第3局 7月1日 亀岳林 万松寺
- 第4局 7月10日 ホテルニューアワジ
- 第5局 7月23日 沼津御用邸東附属邸第1学問所
例年通り6月~7月に開催。
会場もいつもの会場って感じですね。
今年は海外対局はないようです。
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2024年の棋聖戦の日程と会場は2023年7月現在、発表されていません。
棋聖戦は例年6月~7月に開催されています。
藤井聡太さんが防衛し続けている、ここ3年間のスケジュールと会場をご紹介します。
2023年
- 6月5日(月) ダナン三日月(ベトナム)
- 6月23日(金) ホテルニューアワジ
- 7月3日(月) 沼津御用邸東附属邸第1学問所
- 7月18日(火) 髙志の宿 髙島屋
- 8月1日(火) 亀岳林 万松寺
2022年
- 6月3日(金) ホテルニューアワジ
- 6月15日(水) 高志の宿 高島屋
- 7月4日(月) 龍宮城スパホテル三日月
- 7月17日(日) 亀岳林 万松寺
- 7月27日(水) 沼津御用邸東附属邸第1学問所
2021年
- 6月6日(日) 龍宮城スパホテル三日月
- 6月18日(金) ホテルニューアワジ
- 7月3日(土) 沼津御用邸東付属邸第1学問所
- 7月18日(日) 亀岳林 万松寺
- 7月29日(木) 高志の宿 高島屋
これを見る限り、6月第1週に第1局が開催されるのは間違いなさそう。
2023年はベトナムでの対局で幕を開けました。2024年も海外対局はあるでしょうか!
発表を待つのみですね。
第3局の結果
藤井聡太さんが勝利!
3連勝のストレート勝利で、棋聖戦5連覇。
さらに、永世棋聖の資格を得ることとなりました!
序盤以外は藤井聡太さんが終始押し込む展開。
油断をすることなく、最後まで慎重に、反撃を許さない手順で勝利しました。
いやはや、見事と言うしかありませんよね!
直前、叡王戦の最終局で敗北し、伊藤匠さんに叡王の座を譲りました。
しかし、この勝利。
いやぁ、ほんとお強い!
あらためて、藤井聡太さん、おめでとうございます!
第2局の結果
18時40分、山崎隆之さんが投了。
藤井聡太さんが2連勝で、防衛+永世位獲得に王手をかけました!
今回もまったく危なげない勝利でした。
終始、余裕があったように見えます。
午後に入ってからじわじわとAI評価を高めていった藤井聡太さん。
ほぼ評価を落とすことなく勝利を手にしました。
ここまで、非常に強さが際立つシリーズとなっています!
第1局の結果
18時39分に山崎隆之さんが投了。
初戦は藤井聡太さんの勝利となりました。
午前中は互角の戦いでした。
山崎隆之さんはやはり奇抜な指し手で攻めて行ったようです。
しかし、午後からは藤井聡太さんがじわりじわりと押し込んでいき。。。
最後は山崎隆之さんもなすすべなし、という状態になってしまった感じです。
やはり藤井聡太さん、強い。
そんな1局だった印象です。
予選・決勝トーナメント・挑戦者決定戦の結果
(2024年4月23日更新)
4月22日に決勝トーナメントの決勝戦が行われました。
山崎隆之八段と佐藤天彦九段の対局は、山崎隆之さんの勝利!
山崎隆之さんのタイトル挑戦は超久しぶり!
なんと14年8か月ぶりとのこと!
これは、がんばってほしいですね!
(2024年3月30日更新)
決勝トーナメントのベスト8が決まりました!
準決勝の対局カードはこちら!
- 永瀬拓矢 中村太一
- 山崎隆之 渡辺明
- 西田拓也 佐藤天彦
- 大橋貴洸 佐々木大地
実力者が顔をそろえましたね!
(2024年2月19日更新)
決勝トーナメントの組み合わせが発表されています!
- 永瀬拓矢九段・石川優太五段
- 中村太地八段・井上慶太九段
- 森内俊之九段・山崎隆之八段
- 三枚堂達也七段・渡辺明九段
- 佐々木勇気八段・西田拓也五段
- 藤井猛九段・佐藤天彦九段
- 大橋貴洸七段・増田康宏七段
- 広瀬章人九段・佐々木大地七段
まずはこのような組み合わせで一回戦が行われます。
ベテランから若手まで、いろんなメンバーがいて、おもしろいですね!
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2023年7月19日現在、一次予選のまっただ中です。
イ組~チ組までの8組に分かれて、トーナメントが開催されています。
棋聖戦の予選は通常4月にスタートします。
新しくプロになった棋士が最初にチャレンジするタイトル戦ということで、思い出深いタイトル戦という人も多いようです。
二次予選は一次予選を勝ち抜いた8人の棋士と、一次予選を免除された棋士がまたトーナメント戦を戦います。
60人前後で8組に分かれて、再度8人を選ぶことになります。
二次予選を勝ち抜いた8人と、シード権を持つ8人の棋士、合計16人で決勝トーナメント。
藤井聡太棋聖への挑戦権を争います。
2023年は佐々木大地さんが初めてのタイトル戦挑戦を決めました。
リベンジに燃える佐々木大地さんはまた挑戦権を手にすることはできるでしょうか!
永世棋聖とは
永世棋聖とは、棋聖位を通算5期保持した棋士に権利が与えられます。
つまり、棋聖位奪取と防衛を合わせて5回です。
2024年、藤井聡太さんは5連覇を狙います。
5連覇すると、通算5期保持になるので、永世棋聖の権利が与えられます。
永世位はだいたい引退してから名乗ることになるので、「権利」というわけですね。
今までの永世棋聖はこの3人。
- 大山康晴
- 中原誠
- 米長邦雄
権利を持っているのはこの2人。
- 羽生善治
- 佐藤康光
この偉大な棋士たちに、藤井聡太さんは並ぶことができるでしょうか。
棋聖戦の持ち時間
棋聖戦の持ち時間はこのように決まっています。
- 一次予選 各1時間(チェスクロック方式)
- 二次予選 各3時間(ストップウォッチ方式)
- 決勝トーナメント 各4時間(ストップウォッチ方式)
- 棋聖戦 各4時間(ストップウォッチ方式)
一次予選は持ち時間が1時間の上に、チェスクロック方式です。
チェスクロック方式とは、使った時間が秒単位までカウントされる方式です。
1分1秒で指せば1分1秒、1分59秒で指せば1分59秒。
使った時間がそのままカウントされます。
一方、ストップウォッチ方式。こちらは使用時間の秒の部分を切り捨てます。
1分1秒で指しても、1分59秒で指しても、秒の部分を切り捨てて使用時間は1分となります。
こういう違いがあるので、棋聖戦の一次予選は、ものすごくスピーディーな対局となります。
じっくり指す対局を見るのもいいですが、スピーディーな対局もめちゃくちゃ楽しいですよ!
ちなみにストップウォッチ方式が古くから日本の将棋に使われてきた方法です。
持ち時間についてはこちらにまとめました。
ぜひチェックしてみてください!
→将棋の持ち時間とは|ルールや食事・トイレ、チェスクロック・ストップウォッチ方式の違い
藤井聡太の五連覇がかかる大一番!
棋聖戦は藤井聡太さんが最初に獲得したタイトルです。
そして、最年少防衛も果たしたタイトルです。
2023年は20歳最後の対局で防衛を決めました。
2022年も19歳最後の対局で防衛を決めているんですよね。
棋聖戦で無敵を誇る藤井聡太さんを止める棋士はいるでしょうか。
それとも何ごともなかったかのように5連覇を決めて、永世棋聖の権利を得るでしょうか。
注目する以外の選択肢がありませんよ!