倉敷藤花戦は2024年で32回目の開催となります。
歴史が深い女流棋士タイトルですね。
清水市代さんと福間香奈さんが圧倒的な強さを見せている倉敷藤花戦。
2024年はどうなりますか!
スケジュールと会場
(2024年11月2日更新)
倉敷藤花戦の日程変更が発表されました。
体調不良で不戦敗が続く福間香奈さん。
そこで日程変更になりました。
福間香奈さんの産休明けに再検討されるとのことです。
(2024年10月15日更新)
倉敷藤花戦の日程と会場をご紹介します。
- 第1局 11月5日(火)関西将棋会館
- 第2局 11月7日(木)関西将棋会館
- 第3局 11月11日(月)関西将棋会館
2024年は特別なスケジュールです。
倉敷藤花位を持っている福間香奈さんが産休に入るため、日程は詰め詰め。
会場も関西将棋会館となります。
これがどう影響しますか。
初戦がいつもよりも大事、という気がしますね!
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倉敷藤花戦の2024年の日程は、2023年11月現在、発表されていません。
例年11月に開催しているので、2024年も同じようになると思います。
ここ3年間のスケジュールと会場をご紹介します。
2023年
- 第1局 11月7日(火)倉敷由加温泉ホテル山桃花
- 第2局 11月18日(土)倉敷市芸文館
- 第3局 11月19日(日)倉敷市芸文館
2022年
- 第1局 11月2日(水)関西将棋会館
- 第2局 11月26日(土)倉敷市芸文館
- 第3局 11月27日(日)倉敷市芸文館
2021年
- 第1局 11月1日(月)関西将棋会館
- 第2局 11月20日(土)倉敷市芸文館
- 第3局 11月21日(日)倉敷市芸文館
例年第2局と第3局は2日連続で、倉敷市芸文館での開催となります。
おそらく2024年も同じでしょう!
何と言っても注目は第2局の公開対局ですね。
倉敷藤花戦の第2局は午後から公開対局なんですよ。
眼の前でトップ女流棋士が対局している様子をみることができます。
棋士・女流棋士を通して倉敷藤花戦にしかない特別なひととき。
おもしろい企画ですよね!
トーナメントの結果
2024年9月4日にトーナメントの準決勝が終わりました!
その結果、挑戦者決定戦はこのカードへ。
室谷由紀 VS 伊藤沙恵
妊娠されている室谷由紀さんが決勝進出!
すごい!
しかし。。。
室谷由紀さんは産休中。
ということで、伊藤沙恵さんが挑戦権を得ました!
世にも珍しい挑戦者決定戦での不戦勝となりました。
挑戦者決定システム
挑戦者決定の方法をご紹介します。
挑戦者決定はトーナメントで開催されます。
前年のベスト4の女流棋士は一応シードのような扱いになります。
準決勝までは前年のベスト4同士で対戦しない配置にされます。
とはいえ、1回戦免除とかの特典はありません。
なので、シード権とは言えない感じですね。
去年の倉敷藤花戦の成績がどうであろうと、タイトルホルダーであろうと平等に予選を戦います。
前年の成績によって有利になるタイトル戦もいいですし、平等なタイトル戦もいい。
いろんな方式のタイトル戦があると楽しみが増えますね。
持ち時間
倉敷藤花戦の持ち時間をご紹介します。
- 予選トーナメント 2時間
- タイトル戦 2時間
※すべてチェスクロック方式
倉敷藤花戦は予選、タイトル戦ともに持ち時間が2時間です。
おまけにチェスクロック方式。
なので、かなりの高速決着となるタイトル戦です。
持ち時間を使い切った場合、どうなるのか記載がなく不明です。
ですが、おそらく1手1分未満で指す、通称「1分将棋」になると思われます。
予選もタイトル戦も持ち時間が同じというのも珍しいですね。
予選トーナメントでシード権がないこと、持ち時間が同じことなど、倉敷藤花戦はなかなか独特のタイトル戦となっていますね。
読み方や名前の由来
倉敷藤花戦はちょっと他のタイトル戦とは違う雰囲気のタイトル名をしていますよね。
まずは読み方です。
くらしきとうか
です。
藤の花と書いて「とうか」と読みます。
名前の由来をご紹介します。
まずなぜ倉敷なのか、というと、大山康晴さんが倉敷市出身だからです。
大棋士の功績をたたえて、倉敷の名前を冠しています。
そして、藤花は倉敷市の花が藤の花ということで、付けられました。
タイトルを決める際には、男性棋戦にない、女流棋戦オリジナルのタイトル名にしてほしいという要望が女流棋士会からあったようです。
そのため、一風変わったタイトル名になったみたいですね。
福間香奈(里見)の十連覇なるか!
2023年の倉敷藤花戦を勝った福間香奈さんは、なんと9連覇を果たしました!
通算でも14勝しているというおそろしく相性のいいタイトル戦です。
これだけの相性の良さ。崩すのは実力だけではなく、運や流れも必要な気がします。
このまま福間香奈さんが破竹の勢いで連覇を伸ばしていくのか。
それとも運と流れを身に着けた挑戦者が連覇を阻むのか。見ものです!