2019年から開催されている清麗戦。
非常に新しいタイトル戦ですが、女流棋士の八大タイトルということで注目されています。
第6期となる2024年のタイトル戦はどうなるでしょうか。
福間香奈(里見香奈)さんが三連覇するのかどうか。
気になるところです!
スケジュールと会場
(2024年6月2日更新)
清麗戦の2024年の日程はこちらです。
- 第1局 7月10日(水) ホテルオークラ東京
- 第2局 7月24日(水) ホテルインディゴ犬山
- 第3局 8月6日(火) 日光金谷ホテル
- 第4局 8月20日(火) 関西将棋会館
- 第5局 8月27日(火) 東京・将棋会館
例年通り、7月~8月の開催となります!
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清麗戦の2024年の日程は2023年11月現在、まだ発表されていません。
2022年、2023年は7月~8月に開催されています。
他のタイトル戦との兼ね合いもありますし、2024年も大幅な変更はないのではないでしょうか。
ちなみにその2022年と2023年の日程と会場はこのようになっています。
2023年
- 第1局 7月12日(水)ホテルニューオータニ
- 第2局 7月25日(火)ホテルニューオータニ博多
- 第3局 8月8日(火)センタラグランドホテル大阪
- 第4局 8月23日(水)関西将棋会館
- 第5局 8月30日(水)東京・将棋会館
2022年
- 第1局 7月8日(金)ホテルニューオータニ
- 第2局 7月22日(水)ホテルオークラ新潟
- 第3局 8月3日(水)名古屋マリオットアソシアホテル
- 第4局 8月22日(水)関西将棋会館
- 第5局 8月31日(水)東京・将棋会館
第1局は7月の第2週。
そこから第4局まではだいたい2週間ごとに開催して、最終第5局が8月最終水曜日に東京・将棋会館で開催、となっています。
2024年もこのような日程で進むのではないでしょうか。
第4局の結果
118手で福間香奈さんが勝利!
これで、清麗位を防衛。
清麗位を通算5期獲得ということで、クイーン清麗の資格を手にしました!
おめでとうございます!!
終始、福間香奈さんが押し込む展開だったようですね。
強い。
女流タイトル5冠ですからね。
本当に強い。
しかし、加藤桃子さんも今年は女流王位戦にも挑戦。
2タイトルに渡って挑戦者になっています。
これから、どんな成長を見せてくれるのか。
期待させられます!
第3局の結果
第3局は福間香奈さんが勝利!
これで、永世位獲得に王手をかけました。
序盤からどんどん手が進んでいく展開でした。
ただ、先手の福間香奈さんが常に優位だったような感じがします。
第2局でかなり押し込まれたので、いつも以上に研究していたのかもしれません。
さて、第4局は福間香奈さんが勝てば防衛と永世位獲得。
タイに持ち込むか、決めるか。
大注目です!
第2局の結果
第2局は加藤桃子さんが勝利!
解説を聞いていると、14時頃にはかなり加藤桃子さんが優勢だったようですね。
RチャンネルはAI評価値がないので、素人目にはよく分かりません!
非常に不利だった福間香奈さんは、その後もなんとか状況を打開しようと粘ります。
粘りますが。。。
最後まで慎重にぐいぐいと攻め立てた加藤桃子さん。
17時43分に決着となりました。
これで成績は1勝1敗のタイになっています。
さて、次はどうなるか。
楽しみです!
ところで、今回の中継はRチャンネルでした。
聞き手が元アイドルでアマチュア初段を持つ伊藤かりんさん。
普段はAbemaで女流棋士が聞き手を担当している放送を見ています。
しかし、伊藤かりんさんは女流棋士と比較すると、一般人に近いです。
一般人が気になるような質問もしてくれていました。
これはこれで、とてもアリだな、と思った次第です。
第1局の結果
第1局は福間香奈さんが勝利です!
クイーン清麗に向けて、いいスタートを切りましたね。
序盤から王将を守るというよりも、攻め込むという展開になりました。
途中、なんとなく挑戦者の加藤桃子さんが優勢のような雰囲気でした。
しかし、終盤、ゴリゴリと福間香奈さんが押し始め。。。
最終的には王将の逃げ場をなくし、勝利!
第1局から激しい将棋となりました。
挑戦者決定の状況
(2024年6月2日更新)
5月31日に挑戦者決定戦が行われました。
その結果、加藤桃子さんが勝利!
西山朋佳さんを下して、挑戦者に決まりました。
さぁ、福間香奈さんとの激突です!
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現在、予選トーナメントと再挑戦トーナメントが開催中です。
予選トーナメントでは西山朋佳さんや加藤桃子さんなど、実力者が勝ち進んでいます。
予選や本戦の方式
清麗戦の予選や本戦についてご紹介します。
予選
予選はちょっと変わったトーナメント戦になっています。
予選トーナメントは通常のトーナメント戦です。
勝ち残った1人は、本戦出場が決定します。
予選トーナメントで負けたら再挑戦トーナメントに自動エントリーとなります。
予選トーナメントで勝ち進めば、対局数が少ないブロックにエントリーとなります。
各ブロックで勝ち残った6人を再抽選して予選最後のトーナメントが行われます。
ここで3人が選ばれます。
合計4人が本戦に出場することとなります。
本戦
予選を勝ち抜いた4人がまたもやトーナメント戦を行います。
ここで勝ち抜けばタイトル戦への挑戦権を手にすることができます。
持ち時間
清麗戦の持ち時間をご紹介します。
- 予選・・・2時間
- 本戦・・・3時間
- タイトル戦・・・4時間
※すべてチェスクロック方式
清麗戦の持ち時間はこのとおりです。
すべてチェスクロック方式。
なので、1秒でも早く指して、持ち時間を多く確保したいところですね。
また、持ち時間が切れたら、1手1分未満で指さないといけません。
通称「1分将棋」となります。
チェスクロック方式なのでストップウォッチ方式に比べてスピーディーな展開・決着になることが多いです。
チェスクロック方式とストップウォッチ方式の違いについては、こちらの記事にまとめてみました。
↓ ↓ ↓
将棋の持ち時間とは|ルールや食事・トイレ、チェスクロック・ストップウォッチ方式の違い
持ち時間の違いが分かるだけで、将棋をすごくスリリングに見ることができるようになります。
ぜひチェックしてみてください!
読み方
清麗戦の読み方をご紹介します。
せいれいせん
めちゃくちゃきれいな漢字が並んでいて、女流棋士のタイトル戦の中でもすごくいい雰囲気を出している名前だと思います!
が、ちょっと読みづらい。。。
この機会に「せいれいせん」を覚えてください!
福間香奈の通算5期、そして三連覇なるか
清麗戦は2024年開催が第6回目の開催となります。
今までの5回の開催の中で、福間香奈さんは4回の優勝を誇っています。
なんと勝率80%ですよ!びっくりしました。
通算5期獲得することで「クイーン清麗」の称号が与えられます。
2024年に防衛して、クイーン清麗となれるかどうか。
大注目して見たいと思います!